第2回 GPUコンピューティング (CUDA) 講習会

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主催:GPUコンピューティング研究会
日時:2009年10月28日(水)13:20~17:00
場所:学術国際情報センター3階第1実習室
定員:56名
開催趣旨:さまざまな分野で使われ始めたGPGPUですが、CUDAでプログラミングするのはハードルが高いという声をよく聞きます。本講習会では、これからGPUコンピューティングを始めようという人を対象に、CUDAの基礎的な部分を丁寧に解説します。一度SPMD/SIMD が解ってしまえば、プログラミングはそれほど難しいものではありません。本講習では、実際 にTSUBAMEのTesla GPUを使い実習を行います。
プログラム:
 
 
 
13:20-13:50「GPUを用いた計算の概要」 資料
GPUが科学技術計算において注目されている背景を、そのハードウェアアーキテクチャやプログラミングの概要について触れながら説明します。また東工大GSICのTSUBAMEスーパーコンピュータのGPU構成についても紹介します。
講師:丸山直也(東京工業大学・学術国際情報センター)
13:50-14:30「GPUコンピューティングによるHPCアプリケーションの高速化の事例紹介」
うまくGPUを使うと、CPUの1コアと比べて数10倍以上速くアプリケーションを実行できる例を CFD を中心にデモを交えて紹介します。また、複数 GPU を使う場合の注意点についても説明します。
講師:青木尊之(東京工業大学・学術国際情報センター)
14:30-14:40休憩
14:40-17:00「CUDAプログラミングの基礎」 資料 サンプルプログラム
GPUプログラミングの統合環境であるCUDAは、C言語とGPU用の拡張セットで構成されています。簡単なサンプルコードを用い、基本的な概念、特にプ ログラム構成、メモリ管理、並列化について説明します。また、実際にTSUBAMEのGPUであるTesla S1070を用いた実習を行うことでこれらの概念の理解を確認すると同時にTSUBAMEのGPUの使い方等の実践的な事柄を習得してもらいます。また、 GPU用のライブラリ(CUBLAS, CUFFT, CUDPP, CULA等)や、最適化、エミュレーション、デバッグ、その他ツール、最新動向などについても紹介します。
講師:丸山直也(東京工業大学・学術国際情報センター)